クリエイティブディレクター木村博史のLifelog

ポール・マッカートニーの日本公演(舞台)とマーケティングテクニック

KimuraHirofumi
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もうすくポール・マッカートニーが来日しますね。本当に楽しみです!

で、前回の昨年11月の東京ドームを思い出したりするんですが、会場を一つにするテクニックが盛りだくさんだったな~、さすがポール!と考えてしまうわけです。

①日本語のメッセージ
これは、外タレさんみんな使いますし「コンニチハ、トーキョー!」は定番です。ポールが違うのは「日本語頑張ります!でもヘタクソです。なので、ヨコに字幕を出します。」と言って、サイドスクリーンに同時通訳で字幕を出したんですね。
これ「共通言語」で会場の一体感がでました。

②イギリスの国旗と日本の国旗を持っての入場
アンコールで再度登場のとき、ポールが大きな日の丸を、ギターのラスティン(多分?)が大きなユニオンジャックを持って大きく振りながら入場してきた。ナショナリズムの是非は別として、国家シンボルである国旗を使うのは意志統一に効果的ですよね。さらにポールが日の丸を持っていることに大きな意味がある。

③「ヘイ・ジュード」の大合唱と「イエスタディ」の…
定番ですが「ヘイ・ジュード」は会場の大合唱を誘ってましたね。さらに最初から「very good!」と褒めながら、さらに煽っていく。最後の日本語の「いいね!」はご愛嬌として。褒めて盛り上げて一体感を作っていく。あと、主催者の意図としてしていますが、アンコールの「イエスタディ」でポールへのサプライズとして、一斉に赤いサイリウムを振って会場を赤色で埋め尽くした。この同じ行為をする、ということと、その時まで秘密を共有する。という一体感づくり。

さすがです。
次回もきっと、ビジネスの勉強にもなるでしょうね。


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